ocnの固定IPアドレスを活用しVPN接続するメリット
NTTフレッツ似対応しているocnには、固定IPアドレスサービスがあります。
有料ですが、固定IPアドレスを活用することで、動的IPアドレスでは実現できないことを利用できるようになります。その一つがVPN接続です。
VPN接続というのはバーチャル・プライベート・ネットワークという英語の頭文字を取った用語のことで、プライベート接続を可能にする技術を指します。
プライベートネットワークを構築するメリットにセキュリティが向上する点があります。
VPN接続の場合、専用回線を使用してサーバーに接続するのと同じ、第三者による侵入を防ぐより高度なセキュリティを確保できます。VPNは企業内ネットワークで利用されるケースが多いですが、個人でVPNを使用して接続するケースも増加しています。その背景にいわゆる海外ノマドの増加が挙げられます。
通常海外からの接続では、位置情報などがわかってしまうため、国内からでしからアクセスできないサイトには、事実上アクセスができません。
IPアドレスが国外のものとすぐに判断されるため、日本国内のIPアドレスでのみアクセスができるよう、アクセス制限をかけているのです。このようなケースでは、日本国内のサービスにアクセスができなくなるため、業務に支障が生じてしまうことになります。
これを回避するために利用するのがVPNです。
まず自宅にサーバーを構築し、サーバーに固定IPアドレスを割り振ります。自宅サーバーにVPN接続すると、自宅のサーバーからインターネット網へは、予め取得しておいた固定IPアドレスで接続することになります。
これが意味するのは、自宅サーバーが日本に置かれている場合、日本からのアクセスと判断されるため、日本国内にいるのと同じ環境で、ネットワークアクセスができるようになります。
外部からの侵入を遮断し、安全にアクセスできるため、ファイルの共有や閲覧などでも、不安を感じる必要がありません。